チポロ

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チポロ

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「天山の巫女ソニン」シリーズの菅野雪虫の書き下ろし最新作! 力も弱く、狩りも上手ではない少年・チポロ。ススハム・コタンの村に大挙して現れた魔物たちは、チポロが慕う少女・イレシュをさらっていった。その後、北のさいはての港町に、触れたものを凍らせ、貧しき人々に食糧を届けてくれる「魔女」と呼ばれる少女が現れたことを商人から伝え聞いたチポロは、「魔女」がイレシュではないか確かめるため、北を目指した――。


「天山の巫女ソニン」シリーズでニュー・ファンタジーの旗手としての地位を確立した菅野雪虫が、満を持して書き下ろした最新作!
アイヌ神話をモチーフに描かれる長編ビルドゥングスロマン、ここに誕生!!

力も弱く、狩りも上手ではない少年・チポロ。そんなチポロに、姉のような優しさで世話を焼く少女・イレシュ。彼らの住むススハム・コタン(シシャモの村)に、神であるシカマ・カムイが滞在し、〈魔物〉たちが現れることを告げる。そして、シカマ・カムイの言葉どおり、大挙して現れた魔物たちは、イレシュをさらっていったのだった。

イレシュのいなくなった村で、チポロは、北のさいはての港町・ノカピラに、触れたものを瞬時に凍らせ、貧しき人々に食糧を届けてくれる「魔女」と呼ばれる少女が現れたことを商人から伝え聞いた。その少女にイレシュの痕跡を見つけたチポロは、弓の修業を積んだ末、「魔女」がイレシュではないか確かめるため、そして魔物からイレシュを奪還するため、ミソサザイの神とともに、ノカピラを目指すのだった――。


目次

一、ツルの神の語り
二、チポロとツルの神
三、柳の木の伝説
四、旅の男たち
五、〈魂送りの矢〉
六、魔物
七、願いと思い
八、噂
九、旅の仲間
十、シャチの神
十一、さいはての港
十二、魔女
十三、イレシュの話
十四、操られた人々
十五、地下の対決
十六、選択
十七、帰路

書誌情報

紙版

発売日

2015年11月27日

ISBN

9784062197458

判型

四六

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

290ページ

電子版

発売日

2015年12月18日

JDCN

0621974500100011000C

著者紹介

著: 菅野 雪虫(スガノ ユキムシ)

1969年、福島県南相馬市生まれ。2005年、「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、改題・加筆した『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』でデビュー。同作品で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞した。「天山の巫女ソニン」シリーズは全5巻。他の著書に、『女王さまがおまちかね』(ポプラ社)、『羽州ものがたり』(角川書店)など。

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