
マイページに作品情報をお届け!
降矢木すぴかと魔の洋館事件
フリヤギスピカトマノヨウカンジケン

「もしかして、ボクたちはとてつもない大事件を掘り当ててしまったのかもしれないよ。」突如あらわれた、凄腕美少女探偵・降矢木すぴかが、宝田光希の日常を変えてゆく。「あっきれた、そんなこともわからないの!?」「へぇっ、そんなことも知らないで何してたの?」そうです、完全に巻きこまれています…。
「――学校から帰って二階の自分の部屋に上がると、そこにどえらい美少女がいた。」
帰宅部エースの、ぼく。
突然家に上がりこんでいた美少女探偵・すぴかは、お嬢様学校に通っていて頭がいいだけでなく、結構武闘派。
ぼくの日常は、すぴかとの出会いで劇的に変わったんだ。
「あっきれた、そんなこともわからないの!?」「へぇっ、そんなことも知らないで何してたの?」……完全に巻き込まれてる、といえなくもないが。
隣の家、魔の洋館、巨大なタワーと3つの事件で構成される、ノンストップ、ライト・ミステリ。本格ミステリ作家の意欲作!
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
第1章 猫の会議とカニの目玉 ― または 帰宅部にもいいことがある、のかどうか
第2章 こんな赤い糸はいやだ ― または ぼくは助かった、のかどうか
第3章 変てこな買い物客 ― または ぼくは探偵助手になった、のかどうか
第4章 深夜の外出大作戦 ― または ぼくは時間旅行をした、のかどうか
第5章 降矢木すぴかを追跡せよ ― または ぼくは探偵になってしまった、のかどうか
第6章 <光あれ計画> ― または ぼくは世界を救った、のかどうか
書誌情報
紙版
発売日
2015年10月14日
ISBN
9784062694995
判型
四六
価格
定価:1,045円(本体950円)
ページ数
226ページ
シリーズ
YA! ENTERTAINMENT
電子版
発売日
2019年09月27日
JDCN
06A0000000000160356S
著者紹介
著: 芦辺 拓(アシベ タク)
1958年、大阪市生まれ。同志社大学卒業。読売新聞記者を経て、短編「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に選ばれた後、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞し、現ペンネームで長編デビュー。主に本格ミステリを執筆し、テレビ化された『裁判員法廷』(文春文庫)、『金田一耕助VS明智小五郎』(角川文庫)など著書多数。近著は『時の審廷』(講談社)、『異次元の館の殺人』(光文社)。『スクールガール・エクスプレス38』(講談社YA! ENTERTAINMENT)をはじめジュヴナイルやアンソロジー編纂も手がける。
東京都生まれ。漫画家。おもな作品として漫画に『アンネッタの散歩道』(芳文社)、『NEW 日本の歴史10』(学研教育出版)、挿絵に『妖精チームG事件ノート』シリーズ(講談社青い鳥文庫)がある。